生産効率やスピードを向上させたいとお考えではありませんか?しかし、温度が十分に下がらなければ次の工程へ進めない そんな「冷却」や「温度管理」に関するお悩みにもし心当たりがあれば、少しの工夫でその問題を解決することができるかもしれません。
今回ご紹介するのは、電気や冷却媒体を一切使わずに冷風を発生させる「冷空気発生装置 ジェットクーラー」です。この冷風を活用することで、様々なシーンでスポット冷却を手軽に実現でき、作業効率や生産性の向上に貢献します。ぜひ、ご注目ください!
ジェットクーラーとは
ジェットクーラーは渦動理論の原理を応用した冷空気発生装置です。小型で場所を選ばず柔軟に活用でき、冷媒を使用しない環境に優しい仕様と高耐久性が大きな特徴です。この装置は可動部がなく、圧縮空気をチューブ内で高速回転させることで、冷風と熱風に分ける仕組みになっています。

分けられた冷風は供給された空気の温度より最大で30℃~60℃冷たいジェット空気となり噴出します。この冷風を利用し作業環境を最適化する改善アイテムとして幅広く活用されています。
ニーズにお応えした3タイプ

冷却ニーズにあわせ温度降下の違いで3タイプがラインナップされています。Rシリーズは冷風温度の調整はできませんが、Nシリーズ、Kシリーズは調整ネジで冷風温度の調節が可能です。冷風空気量は調整温度により異なります。


取付けブラケットの他、接続ジョイント付きの専用マグネット台やパネル取付けアダプターセットなど使用用途に合わせて選べます。(適用対象外の機種がありますのでご注意ください)オプションにはない取付方法に関しても特注パーツでのご相談が可能です。
様々な分野での使用事例
はんだ付け工程・・・電子部品のハンダ付け、不均一な凝固を避けるための急速冷却に使用されます。
金属加工・・・切削加工や研削加工時に工具や加工物を冷却することで、精度を向上させます。
プラスチック成形・・・成形品の冷却時間を短縮し、製品の品質を向上させます。
食品加工・・・食品の急速冷却により鮮度を維持します。
電子機器・・・発熱部品の冷却により性能を維持し、寿命を延ばします。
監視カメラ・・・工業用テレビカメラの冷却や曇り止めに役立ちます。

機種などの詳しい内容は下記、日本精器㈱メーカーカタログでご確認ください。
熱が発生する工程で、使用事例のような「生産効率アップ、省エネ、品質向上、寿命延長」などの改善対策を検討してみてはいかがでしょうか。


