脱落防止スプリング「ロックワン」とは?
機械や設備のボルトが「いつの間にか緩んでいた」という経験は、多くの現場で起こりがちなトラブルです。振動や衝撃が加わる環境では、どれだけしっかり締め付けても、時間とともにボルトが緩み、最悪の場合は部品の脱落や機械の停止につながることもあります。そんな悩みを解決するアイテムとして、脱落防止スプリング「ロックワン」をご紹介します!

なぜボルトは緩むのか
ボルトが緩む原因は、「振動による微小なすべり」「温度変化や変形による軸力の低下」とされています。これらが繰り返し加わることで、ボルトとナットの間にわずかな隙間が生まれ摩擦力が低下、さらなる振動で徐々に回転して緩んでしまいます。従来は、定期的な増し締めやロック剤の使用で対策をしていましたが、手間がかかるうえ、完全に防ぐことは難しいという課題がありました。
ロックワンの仕組み
ロックワンは、ナットの後ろに取り付ける特殊形状のスプリングです。このスプリングの緊縮力を利用することで、小さな締め付け力でもボルト・ナットの回転を抑制、高い緩み止め効果を発揮します。

ポイントは、スプリングが「緩もうとする力」に対して常に逆方向の力を働かせること。これにより、振動が多い現場でもボルトが緩みにくくなり、脱落をしっかり防止してくれます。
カタログより試験結果を抜粋

取り付けが簡単で、いろいろな現場に使える
ロックワンの魅力は、誰でも簡単に取り付けられること。特別な工具は不要で、市販のソケットレンチでロックワンとナットを同時に取り付けることが可能です。また、材質にSUS304WPBが採用されていることで、浸食や温度変化の激しい環境下でも使用が可能となっています。後施工が可能であることも魅力の1つで、ボルトの余長が4巻き以上あれば取付けが可能です。
サイズラインナップはM5からM24まで、下記の規格寸法になります。

工場の生産ライン、機械装置、建設現場、農機具、さらには日常のDIYまで、幅広い用途で活躍しているロックワン、小さな部品ですが機械や設備の安全性と安定稼働を大きく支える頼もしい存在です。
コスト削減にも貢献
ボルトの緩みが原因で発生するトラブルは、修理費用や停止時間など、見えないコストを発生させます。改善としてロックワンを導入することで、増し締め作業の削減やトラブル防止につながり、結果として大きなコスト削減に期待できます。
安心して運用できる環境づくりに是非お役立てください。



